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過去との対話

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例によって一ヶ月のご無沙汰です。まだ見てますか???。

3月に発症してしまった病気も、それ以来の病院通いと週に一度の諏訪通いと、忘れちゃいけないウチの奴のいい距離感での対応のお陰で随分快復してきました。ちゃんと治療していればちゃんと快復するもんなんだなぁ~・・・と、自分の事ながら妙に感心していたりしますw。まだ少し意識が飛びそうなイヤな感じが頭に残っているのですが、体のほうはお陰さまで隅々まで力が行き渡るようになって来ている気がします。

元気になってきたので、最近はウチのと山登りをしたりしているのですが、先週に行ってきた北アルプスでは少し妙な体験をしてきました。


ちょっとメンヘラ系の話です。






僕が登山に打ち込んでいたのは今からもう15年も前のことになるんですが、当時は何で山になんか登っていたのでしょうか・・・・・。

まぁ、「なぜ山に・・・」という質問は、我々には避けては通れないものでしたから僕も何となく答えてたんですけど、あるときを境にして「現実逃避」という言い方をするようにしていました。

実際そうだっただろうし、一番便利な言葉だったので今までは何の疑いも無く使っていたんですよ。ただ今回、15年ぶりに後立山の稜線に立ってみて、当時と同じ景色、匂い、空気感を肌で味わってみて、ふと胸の奥の方から15年前の自分が声をかけてくるのを感じました。。。


そいつは言うんですよ・・・「現実逃避?そんなシャレたものじゃないよ!、この感じ覚えてるでしょ??、抗鬱剤とか、覚醒剤とか、そんな感じでしょ!?」  (注:覚醒剤の経験はありませんので念のため^^;)

そうかなるほど抗鬱剤か・・・確かに入山してから頭がクリアになったな久しぶりに・・・荷物は重い割には体も軽いしなぁ・・・

特に登りの時というのは黙々と歩いているわけですが、頭の中では色々な事に思いを巡らしていたりします。で、不思議とそんな時に考えている事は建設的な内容になっていることが多い気がしますね。。。

日常では抱えきれないようなドロドロしたどす黒くて重たい霧のようなものが充満している頭と心の中が、下山する頃には綺麗に浄化されていて、そうすると押し込めていた奥底の感情が素直に出てきたりして、そういうときの感情って大抵すごくシンプルなものなんですけど、実は見事に答えだったりして・・・・・。

そういう感覚を味わいたくて毎週末山に逃げ込んでいたんだと思います、当時は。

で、それから暫くして、2003年くらいからですが、今にして思うと「無感動症」のような状態にまで自分が堕ちていて、それが結局今まで続いているんだと思いますが、あれ以来某国の壮大な山岳風景に身を浸しても、思わず見とれてしまうような美女が目の前にいたとしても、別に何も感じないんですよ。

当時は仕事が仕事だったので無理して明るく笑って振舞っていましたけど、こうして振り返ってみると何かもう存在自体が嘘の塊みたいな状態ですよね・・・恐ろしい。 こんな人間に案内されていたお客様には心より同情いたします。当時は本当に高い金払って遥々やってきた方々に申し訳ないという感情が強く、それが更なるプレッシャーとして自分に重く圧し掛かってくるという負のスパイラルの真っ只中にいたんだな。。。

そんな中で唯一脳天まで突き抜けるほど感動したのが、ドイツで丘の上のワイン畑に立った瞬間でして、未だに僕はあの時の感動を味わいたくてワイン畑の住人になろうとしてもがいているわけですが、何かイマイチスマートなやり方はしていない気がするなぁ・・・、でもだったらどうするのが一番いいんだろうか・・・・・???。




・・・・・というような感じで今まで自分がやってきた事がキレイに一本に線の上に乗せられていくわけですよ。何がどう繋がって自分が今こんな事になっているのか、というのが凄くシンプルにまとまっていくんですね。

この感覚を味わったのが実に15年ぶりだったわけです。それまでは、いくら山に入っても何も感じられなかったので、段々と「疲れるだけだしメンドクセー」って気分になっていって、結果道具もほとんど手放して

あ~つまんね~~、や~~めた!! 

ってなってしまって今に至っていたわけです。


そんなわけなので正直もう山なんてやる事は無いだろうと思っていたんですけどね・・・。どういうわけかウチのに促され、まぁ随分世話になっちゃってるから休日ぐらいはサービスしなきゃナ程度のノリで去年くらいから細々と再開していまして、それでもやっぱり別に何も感じてはいなかったんですが(ずっと単独行だったので人と行く楽しさみたいのは感じましたけど)、今回唐松の稜線に立つことで、思いもしない事に15年前の自分の出現によって、まるで促されるように自分の心の「ある部分」が開いたのを感じました。

急に景色が美しく感じるようになって・・・急にハイマツのヤニ臭さに郷愁を感じて・・・急に空の青さに季節感を感じるようになりました。



大げさに言えば、世界が彩りを取り戻したような感じでしょうか・・・・。



それから暫くその15年前の自分の声に耳を傾けていたんですけど、下山する頃になって

「・・・ほんとうは・・・これこれこんな生活がしたかっただけなんだけどなぁ・・・・・」

という問いかけを感じ、それに対する僕の答えは即答で

「・・・?、へ??、そんなんでよかったの???。そんなの簡単だよ!、来年出来るよw!!。」

でした。






下山のゴンドラの中でウチの奴に、その僕がやりたかった事を伝えてみると、

僕:「実はさぁ・・・○○なんだけど・・・。」

ウチの:「・・・・・、そうなの?、よかったぁ~アタシもそうして欲しかった♪。」

だそうで・・・これにて進路が決まりました。覚悟が出来たってことですね!。








来春には北海道に帰り、いよいよ自分の畑を持つ準備を始める事になります。

今はとても楽しみです。体も力が入るようになったので、今は試しに抗鬱剤は飲まないでいるのですが、体調は良好です。





12年位前、とあるセラピストに「また、山に帰れるようになるよ」と意味深な事を言われたのが、今になってこの事だったのかもしれないと思うと何だか感慨深いですねw。





とまぁそんなメンヘラ系のお話でした。

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